『埼玉のアナ』(石橋啓一郎著, まつやま書房)というディープな名著をご存知でしょうか?
今回は、この本の中で「世界一難攻不落?」と紹介されている、埼玉県の「 不思議 な場所」へ突撃取材?してきました!

住宅街に突如現れる「城」の噂
向かったのは、埼玉県ふじみ野市にある東武東上線「上福岡」駅。
なんでも、この駅のすぐそばの住宅街に「そびえたつ城」があるというのです。
正直なところ、昔この近くの学習塾でアルバイトをしていて週に何度も通っていた私ですが……そんなお城の話は一度も聞いたことがありませんでした。
いざ上福岡駅へ。しかし……
本の大まかな地図を頼りに、上福岡駅の西口に降り立ちました。

現在、駅前は立派なロータリーとショッピングビルが立ち並んでおり、お城らしき姿はどこにも見当たりません。昔は公団の団地が多かった記憶があるのですが、駅前の再開発により当時の面影はすっかり消えていました。。。うーむ。

昔は公団の団地が多かった記憶があるのですが、駅前の再開発により当時の面影はすっかり消えていました。
「本当にこんなところにお城があるのだろうか?」
半信半疑のまま、ぐるぐると郵便局の周りをうろつくこと15分余り。
ふと遠くに目をやると……ややっ!?
ついに発見!住宅街にそびえる天守閣とシャチホコ
しゃ、シャチホコ!?

そうです、あそこに間違いありません!探し物を見つけた瞬間の胸の高鳴り。早く近づきたいと気が急ぎますが、住宅街特有の複雑な道が行く手を阻みます。直通する道がないため、斜めに延びる細い路地を縫うように進んでいきました。

大分近づくと、立派な天守閣がはっきりと見えてきました。やはり、守りは堅いのでしょうか?

正面に回ってみると、まるで天守閣が帽子をかぶった人の顔のようにも見え、なんともユニークな佇まいです。現代まで残ったとはいえ、周りには電線が張り巡らされ、所狭しと現代の家々が建ち並んでいるところが時の流れを感じさせます。(ちなみに、隣にある「サンパレス」という建物は、このお城の威光にあやかって名付けられたのでしょうか?)

守りは堅い!?謎に包まれた「長城」の正体
城の正面左手にある少し細い道。「もしかして、これは昔のお濠だったのでは?」と想像を膨らませながら奥へ進むと、お城の全貌が明らかになりました。
なんと建物のふもと(1階)には、「しろ」ならぬ「しま」という名前のスナックが入居しているという見事なオチが!
さらに横から見ると、道に沿って非常に「細長いお城」であることがわかります。確かにこれほど細い一本道に沿っていれば、兵を固めることで「攻めにくい=難攻不落」と言えるのかもしれませんね。
平和な住宅街にひっそりと、しかし確かな存在感を放ちながら建ち続けるお城。
今後も戦(いくさ)が起こることなく、いつまでもこのままの姿で地元の人々に愛されてほしいものです。
おまけ:お城へのルート動画
「現地に行ってみたいけど、行き方がわからない!」という方は、以下の動画(上福岡駅からの道案内)をぜひ参考にしてみてください。
※この動画はドローンシミュレータGlobeXploreで撮ったものです。
シミュレータの詳細はこちらのサイト(https://fun-simdrone.com/)をご覧ください。
以上、 不思議 な場所(その1)「上福岡の住宅街にある城」でした。次回の探検もお楽しみに!


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